どうもこんにちは。
ゲームオブウォー、やってますか?!
トップ絵がハロウィンバージョンになってたよ!!
このゲーム基本のイラストが季節?イベント?ごとにクソコラみたいなアレンジ加えられて出てくるのでちょっと楽しみなんですよね…。
という日記を2019年に書いていたのですが書きかけで忘れ去られていたので続きを書いてみます。すごく思い入れのあるゲームなので長くなると思います。
何回続くかわからないけど何回かに分けて書いていこうと思います。(2021年)
*********************
…とまあ、そんなゲームオブウォーなんですけどやってるわけないですね、そうですね、知ってます。
かつては戦略ゲームといえばゲームオブウォーってくらいそこそこ人気だった(?????)ゲームですけども、課金がエグすぎてほんともう、一回のイベントに数百万使える人じゃないと楽しく遊べないっていうね、そういうゲームですので、もはや私もほとんどログインしていないわけなんです。
(一文長いな)
でも、リリースして半年くらいの頃かな?
ギルマスとして過ごした期間、1年半くらいは人もたくさんいて今ほど重課金が必要じゃなくて、無課金でもコツコツ楽しめる、協力し合えば強くなれる、そんな楽しい日々があったんだ。
今でも時々思い出してちょっと、泣いてしまう。
そんな話。
ゲームオブウォーの世界を知るということ
ゲームオブウォー(以下GOW)を始めたばかりのころ、なにがなんだかわからなかったけれどとりあえず入ったギルドがあった。
GOWではギルドのことを同盟と呼び、ギルドマスターのことを盟主と呼んでいた。
盟主様って呼び方、かっこいいよね。
そこは自称ではあるが中学生の女の子が盟主をやっていて、別に強い同盟ではないがチャットがそこそこにぎやかだった。
盟主様は中学生ということもあって無課金で、夜はいるが昼は学校に行っていて平日はログインすることはなかった。
これは札束で殴り合うゲーム。無課金の中学生が強いわけがない。
でも、彼女はみんなに慕われていて同盟の中には大人の課金者もちらほらといた。
その同盟で一番の戦闘力を持ったあるプレイヤーの名前は今でもおぼえている。LAWSONさんだ。なんでローソンなんだろうってずっと思ってた。
LAWSONさんは課金プレイヤーだった。
GOWでは同盟のメンバーが課金すると他のメンバーにもおまけの宝箱が与えられる。これはけっこう嬉しくて、その反応の為だったりお返しの気持ちで課金し合うこともあった。
LAWSONさんは当時では課金額が多い方のプレイヤーだったように思う。
始めたばかりの私は何が何だか分からずよく把握はできていなかったけど、LAWSONさんのおかげであの時の同盟は他所から襲われることも無く私のような下っ端でも生きていける状態だった。
GOWの課金はいくつかのパックがあるが、基本的には1回の課金は約1万円(デバイスによって前後する)であり、ちょっとだけ課金したいなどが難しい。ましてや中学生には1万円の課金は大きすぎるというものだ。
しかし大人にとっても1万円は安くない。
それも複数回課金しているとなるとちゃんとゲームを楽しめないと割に合わないだろう。
LAWSONさんはチャットにもちょいちょい書き込みをしていて、社会人の男性のようだった。このゲームをちゃんと戦争ゲームとして楽しみたい、そんな雰囲気をヒシヒシと感じる人だった。
先にゲームシステムについて少し触れておくと、プレイヤーはこのゲームでは同盟と呼ばれているギルドに所属し自分たち以外の同盟に対して攻撃を行い資源を奪ったりマップの良い場所を陣取ったりするゲームである。
3日に一回、サーバーごとに聖地を奪い合う聖地戦があり、聖地を制圧することでその王国(サーバー)の王として君臨することが出来る。
多くは名誉のために戦うが、国王になると様々なバフ効果のある称号を任意のプレイヤーにつけたり、反対にデバフ効果のある不名誉な称号を与えることもできる。
多くは自同盟の功労者にバフを、敵勢力にデバフの称号を授けるが誰に何を与えるかの縛りは無い。すべて国王の指先一つである。
聖地戦は、王国の中心にある聖地を制圧しあうが、そのためには単騎ではなく同盟全体のパワーが必要。その同盟が聖地戦を取るぞという方針を持っていなくては難しいのである。
聖地を取るためには日々メンバーそれぞれの国がコツコツと兵を増やし、その兵を増やすための資源を集め、さらにその資源を効率よく集めるためにさらに兵を増やし、と地道に力を伸ばしていくしかないのである。(特に初期のシステムでは)
兵を増やすには兵種に合わせた資源を消費し、訓練が終わるまでの間ひたすら待つ必要がある。それは兵種や数によるが数分から長いものは数か月もかかることがある。
兵を訓練するための資源も、資源を採掘する時間も、リアル時間で計算され基本的にはひたすら待つ時間が生じるゲームだ。こまめにログインするか、課金で解決するしかない。
このゲームの課金要素は主にその資源と時間を買うものになる。
課金アイテムの中には他の城からの攻撃を防ぐ「平和の盾」、兵の訓練にかかる時間を短縮する「スピードアップ」、兵の訓練に必要な「資源」などがある。
また、これは後で詳しく話すがその城に一人ずついる英雄を強化するための装備も含まれている。
英雄の強化もこのゲームにおいてはめちゃくちゃ重要なファクターのひとつだ。
課金して得られるアイテムにより、本来数時間~かかる兵士の育成を一瞬で終わらせ、戦力を一気に上げることができる、このゲームが札束で殴り合うといわれる点である。
しばらくプレイしたあとLAWSONさんは、そんな中学生の盟主がいる同盟ではこのゲームは楽しめないと判断した。
JC盟主様の制止も聞かずに周囲の他同盟のプレイヤーに無差別で攻撃を仕掛けるようになったのだ。
聖地戦以外ではプレイヤー個人同士の戦争を行うことができる。兵を出陣させそれを上回る兵力で受けて立たなければその城は兵を殺され資源も奪われ、英雄(その城の兵のリーダー)も投獄させられてしまうという事態に陥る。
個人間の戦争を自由に起こすことは可能だが、それは同盟同士の宣戦布告と同義なのである。
前述した平和の盾があれば攻撃を防ぐとこができるが、平和の盾も無限に得られるわけではない。
課金パックか、同盟に所属していると貰えるポイントで同盟内のショップで購入する、もしくは同盟内のほかのプレイヤーからプレゼントしてもらうなどの方法で手に入れることができる。
が、平和の盾には有効な時間が設定されており、ゲーム内のポイントで買えるものはわずか8時間しか持たない。攻撃されたのを察知して張る分にはいいが(平和の盾を使って城を守ることを盾を張ると表現していた)ログインしていない間も守り続けたい場合は少なくとも24時間、できれば3日盾を使う必要がある。これも課金が必要な理由である。
サーバーが成熟してくると、基本的に同盟に所属する全プレイヤーが盾を張りっぱなしでいるのが最低条件になってくる。明言している同盟もあるが、暗黙の了解、このゲームの常識にようにも扱われている部分だ。
盾が無い場合は攻撃されても仕方がない、やられても支援しませんよ、自己責任ですね、というような場合もよくある。基本的に3日盾を張り続けることになるが、うっかり盾を切らそうものなら同盟チャットで「〇〇さん!盾切れてる!」なんて叫ばれる始末だ。
また好戦的な同盟の場合は盾が無い=攻撃OKと捉えるところもある。
平和の盾は何よりも重要なのだ。
話を戻すと、LAWSONさんは他同盟の盾なしプレイヤーに攻撃をするようになっていった。
プレイヤーの王国は、フィールド上でそのレベルによりお城のグラフィックが異なる。またプロフィールものぞくことができ相手の戦力はある程度把握することもできる。それらの情報をもとに勝てそうな城を狙い攻撃を仕掛けていくのだ。
初めは同盟に所属していないプレイヤーやもうログインしていなさそうな無人の城を狙って攻撃してみたという感じで遊んでいたようだが、だんだんと弱そうな同盟に目をつけ始めた。当時はまだプレイ方法もあまり確立されておらず盾無しのプレイヤーもたくさんいた。
無人の城に攻撃するのはまあ構わないという態度で黙認していた盟主様も、有人で、同盟に所属するプレイヤーに攻撃を始めたのはさすがにまずいと思ったようだ。
あるプレイヤーに攻撃をすると、同盟の雰囲気にもよるが仲間からの報復を受けることがある。
同盟は大抵フィールドの一か所に固まってコロニーを作っており、一か所に攻撃をすると周りの複数の城から反撃で兵を送られてしまうことがある。しかし同盟全体の戦力を見ても勝てそうだと思った場合、LAWSONさんは構わず攻撃をしてしまっていた。
このゲームには大きく2種類のチャットがあり、サーバー全体の王国チャットと同盟のチャットがある。王国チャットはサーバー全員が見れるもので、攻撃を受けたりすると「〇〇同盟の〇〇ってひとが攻撃(キレ)」のような書き込みがされたり、今まさに交戦中であるフィールドの座標が貼られたりする。
戦争を仕掛けたものは、戦争を仕掛けられるものと思わなければいけない。
戦争を仕掛けるということは、同盟全体に火の粉が降り掛かるものと覚悟しなければならない。
LAWSONさんが暴走したことにより、他同盟からこの同盟は攻撃しても良い同盟だと判断されたのかLAWSONさん以外のプレイヤーも攻撃を受けるようになってしまうのだった。
盟主様は控えめな人だ。あまり強くは言えない。子供だし、相手は課金もしている大人のプレイヤーだ。
そのうちにLAWSONさんに同調して自由に攻撃を始めるプレイヤーが一人また一人と増え始めた。いずれも微課金とは言え課金をしてるプレイヤーたちだった。
そうなるともうコントロールはできなくなってしまう、仕方ないこと。
その同盟はコントロールを失い、だれかれ構わず攻撃されるようになった。私ももちろん何度も城を燃やされた。しかしその時はまだあまり真面目にプレイしておらず、というかどうやればいいのかまだちゃんと理解できていなくて色々試したりしている時期だったので課金して強くなろうというプレイはしていなかった。なので何度燃やされて資源や兵を空にされてももともとほとんど奪う物もないので特にダメージは無かった。
そんな様子を眺めているうちに、LAWSONさん他上位プレイヤーは同盟を抜け、もっと好戦的な同盟に移っていった。
そういったプレイヤーが抜けていった同盟は、だんだんと攻撃されることもなくなったが、まったり勢はログイン頻度が落ち、盟主様もなんだかどうしていいのかわからない様子になり、同盟の終焉が近いように感じた。
一人また一人と同盟を去り、籍は置いたままでっもログインしないしない人も増えた。
盟主様も、受験勉強を理由ゲームを引退した。
私はほとんど見ているだけだったけど(なんじゃこりゃ)と思いながら同盟を去ったというかそのアカウントを捨てた。
ある程度このゲームのシステムや流れがわかったところで、新しいサーバーで新しいアカウントを作り、自分で同盟を起こそうと考えたのだ。
私も盟主様って呼ばれてみたいぞ!!!!
それがこれから約1年半の396DolphiサーバーでのSweet Plool Sodeの日々の始まりであった。
つづく