ザンキゼロです。
クリア後に記事も書きましたがザンキゼロ。とても好きなゲームです。
ダンガンロンパのチームがつくるということで2年くらい?前にゲーム雑誌で見かけた時から絶対買うぞ!と決めていたゲーム。
どんなゲームか全く知りませんでした。
むしろ買ってプレイするまでどんなゲームか知りませんでした。
ただダンガンロンパのスタッフだということ、RPGらしいということ。あとはメインビジュアルしか知らなかった。キャラクターすら知らなかった。どんなシステムなのか、ストーリーのあらすじ、舞台設定、何も知らないで始めた。
私は絶対買う!と決めたゲームは下調べをしないのです。ネタバレ、というほどじゃなくても全て初見で受け止めたい、、、とかそんな崇高な話じゃなくてどうせ買うんだしプレイすれば分かることを前もって調べる必要はないって感じでした。
買うかどうするか悩んでいるゲームは事前情報集めて検討したりするんですが。
手にして、起動して
パッケージはAmazonの通販ページで見たのが最初かもしれない。雑誌で見た宣伝ページは確かガレキの向こうに青い空が広がっているものだった気がする。
ディスクのショウくんとミライににやっとしつつ、それまで知っていたかどうか思い出せないのですがダンガンロンパのチームだということで「ああ、モノクマ的な…?」と納得してのを覚えている。
ゲームを始めるとキービジュのタイトル画面。NEW GAMEからシームレスで始まるオープニング、グッときました。スプラトゥーンとかもそうですが、この演出とても好きです。設定資料集を読んだらこだわりのポイントだったようで。大成功ですよ!
そして操作方法がわからないで戸惑う戸惑う。
少女の影を追うのはともかく水が見つからない。どんな姿で存在しているのかがわからなくて探せない。
まさかのドット絵が落ちているなんて思うかよ!(ロンパやってたらなんとなく分かる気もするけどまだこのゲームに慣れていなかった)
何を隠そう私は一人称視点のダンジョンゲームが苦手なのですが(怖いから)そっち系だと気付いて少しドキドキし始める。
その昔ワンダープロジェクト J2というニンテンドー64のゲームがあって、大好きなんですがその第2章が同じ操作のゲーム。
曲がり角で突然現れた兵士に捕まったり壁やギミックと自分の視点が近いのがリアリティあって怖くて、ワンダープロジェクト J2も何周したかわからないのですがその都度第2章はおっかなびっくりでした。
そして仲間たちど出会い1人づつ自己紹介の流れ、とても好きです。ポーズ決めてポップな背景が出て名前が表示されて、プレイヤーに向けて紹介してくれるあの演出がゲーム的でとてもいい。
キャラは2D紙芝居だとおもっていたので3Dでぬるぬる動くことに感動。
ストーリーは会話とエクステンドTVでどんどん進んでいきひたすらこちらは受け身の姿勢。話を知りたい欲に対してスムーズにことが運ぶのは好きです。
ここでザンキゼロの好きポイントの一つが出てくるのです。
ストーリーを味わうことにおいて操作パートが邪魔しない
このゲームは
- サウンドノベル
- ダンジョンRPG
- シミュレーションゲーム
の3つのゲーム性が組み合わさってできています。
組み合わさってと言いましたが正確には切り替わりながら出てくると言えばいいのかな。
RGP部分とシミュレーション部分は融合しているのですが、プレイヤーが触れる部分ではほとんどストーリーは進行せず、章の初めと終わり、チェックポイントでのイベントにセリフによって進行する。
セリフによって進行するのもその章の主人公以外。みんなで会話しているのをキャラクターを通じて見ている形になっている。
それのバランスがなんだか心地よかった。
このゲームとにかくストーリーが好みなのでどんどん先が知りたくなる。
もちろんその章のストーリーが一気に語られてダンジョンを攻略してエピローグってほどスムーズではないものの先が知りたいのに操作パートが邪魔をしない。
ダンジョンはギミックや謎解きが豊富で時間がかかる。とはいえ物語のキリがいいところまで語られた上ででてくるので今はストーリーに集中、今はダンジョン攻略に集中、とこちらの気持ちもうまく切り替えながらプレイできた。
難易度はオススメだと歯ごたえが出てくるのでサクサクやりたければほとんど死ぬわけがないトラップなどもゴリ押しでオッケーみたいなバランスにもできる。
理不尽にもなるし、イージーにもできる。
つまり一言で言うと親切なゲームだったと思う。
アップデートでプレイしやすさもさらに改善された
販売開始からすこししてアップデートがあった。
かなりの難易度緩和につながるアップデートだったので賛否両論あるけども、個人的には親切だなあという思いが増した。
しかしながらコンプリートガイドがそれに対応していないので現代のゲーム界の難しさだなあと言う思いもあったりなかったり。
そこはまた別の時に。
キャラクターへの愛着がやばい
ちょっと長くなってきたので細かいところはまた別記事にするとして、好きになった話なので好きな部分を続けていきます。
そんなこんなで各章で主人公というか一人称になるキャラクターが変わるのですがキャラクターの目を通して世界を見るアーンドエクステンドTVで見せられる「攻略ビデオ」によって明かされるトラウマ、過去に背負った業、バックグラウンドを見せられてキャラクターのことを知っていくと愛着が湧いてくるんですよね…。
ストーリーが進むことによって8人の距離感が変わっていくのも、プレイヤーである自分も仲間になったかのような、そこで一緒に過ごしているようなそんな感覚で、キャラクターたちの冒険を眺めているという感じでは無いところがヤバい。感情移入とはまたちょっと違うんですが物語に入り込んでしまう感じがとてもあります。
ミスリードも交えながら小出しにされる世界の謎も、全てが明かされるまで毎日伏線を拾ってはあーだーこーだ考えながら過ごしてしまうくらい、ザンキゼロプレイ中の日々はザンキゼロでした。
ダンガンロンパの場合、コロシアイゲームをしているわけで一部の生き残り以外はみんな死んでしまう。どんなに魅力的なキャラクターでもそこでストーリーからは退場してしまうわけですが、ザンキゼロの場合は死ぬ…けど生き返って、そして最後まで8人でストーリーが進むわけなんですよね。
最初から最後まで、みんなで進む話。
登場人物は8人の他にもいくらかいますが基本的には世界に残されたこの8人で完結してしまう話。
とてもスモールワールド。
好きです。
からの
からの。
からの、ですよ。
からのエンディングで一人ずつサチカにさようならする場面。
なんて切ないのか。
永遠にも思えるような彼らの時間はエクステンドマシンの故障という事態で急に終わりを迎えてしまうわけです。そのあっけなさ、儚さもまた魅力になってしまった。
ダンガンロンパも大好きだけど、大好きな分もっとキャラクターのことを知りたい!と思うのに退場してしまうという部分。スーダン2のキャラに関してはアニメで絶望編やってくれてすごく興奮しました。スーダン2好きな人は絶対アニメ見るべき。
リンコちゃんの言っていた「いつかこんな日が来るかもしれないとは思っていたけど、まだずっと先のことだと思ってた」という言葉。
サチカをみんなで育てていくなかで、親心がめばえたところで、きっとみんな大人になる姿を見たかったと思う。でも5歳の小さな子を残して去ってしまう自分たち。無念もあったと思います。一人ずつ減っていく仲間、いやパパママたち。サチカはつよいなあ。
つづく
長くなってきたのでその2に続きます。
ではまた。