私もオタク趣味を全開にして理解を得られる人が欲しい話。
端折ったつもりが長くなりました。
普段は隠れオタクで非オタと結婚したクソオタクの話そして単刀直入にオタクと確認したりジャンルが被らなかったりする話しです。
まずはMくんさんのエントリをお読みいただきたい。
私の多面性と主人の潔癖
うちの主人は非オタでむしろオタクフォビアである。
「隠キャwwwきめえwww」ってタイプである。
でも陽キャも嫌いで「頭あったかいね、うざ」とか言っちゃう。
中庸………?
とにかくオタクっぽいのもキモいと思うし仲間と賑やかにしてるのもウザいと思うタイプの人なのである。
人を信じられない、友達ができても自分から疎遠にしてしまう、親も兄弟も信頼に値しない、趣味もほとんどない、人間的に超潔癖。ここら辺は色々あるので割愛。
よく心配されますが誰が見てもモラハラ夫なのに私がずっと一緒にいられるのも内面を理解した上のことなので他人様に説明がしづらい。
独身時代の自分はゴリゴリのオタクとリア充寄りの普通の大学生という二つの顔があった。
入社して1年目に結婚したので独身時代=学生時代と読んでもらっていいかと思います。
ネットにかじりつきTwitterに常駐し多ければ一日100ツイートしつつ、ニチアサ実況をして放送後感想イラストを上げ、日々同人原稿をし2ちゃんの参加型スレッドでお絵かきをしたりコミケに出たりしていたのも私。
バイトに明け暮れ、狭い職場の三角関係どころか何角あるのって感じの全員の点と点がぐちゃぐちゃな線で繋がっている環境でキャッキャキャッキャと過ごし、バイトを掛け持ちしてダブルヘッダーの日もあったりひと月の休みが3日しかなかったりする中で合コンとかしてたのも私。
わかりますか…?
どっちも主人の嫌いなタイプなわけですね!!
顔を使い分けていた…のも本当なんでしょうけどどちらの世界も別々の楽しさがあるのでそこに溶け込むための無意識の行動。
そしてまたその時と逆の人種を避けてしまう。
オタク趣味は日陰で生きろ、と言う時代を経て来ているのもあり一般社会で生きるための顔が必要と思っているのでオタク全開で生きてる人を見かけるとわきまえろ!!!と思うこともある。
でも楽だろうな、楽しそうだなって思うこともある。
私は最初デザインの専門大学に進学したので(ゼノサにはまっていた時期なので大学の英語表記がインスティテュートでめちゃくちゃ興奮してた)学部によるけどがっつりオタク全開ですって人も結構いた。男女ともに。
古き良きアキバ系のアレではなく、普段着がコスプレですみたいな系統が多かった。
赤髪に全身レザーで厚底ブーツとか銀髪にゴスロリとか。
でも私はそう言う場でもオタクを出せなかった。
隣で友達が絵を描いて腐トークをしているのに。
家に帰ればパソコンが友達なのに。
ネットの向こうにいる人たちとの繋がりが楽しかったのに。
中庸寄りの顔?
主人の嫌いな顔がふたつ。
そんなの結婚相手になるわけないじゃん(ないじゃん)って感じなわけですがさらにもう一つ顔がある。
猫かぶりの顔。
猫かぶりなんだけど、演技じゃなくてそれも自分の一面になっている。
主人に合わせた普通の感覚を持った普通の人間の顔。
基本的に私は亭主関白な相手が好きなので、相手に尽くす、相手のために自分を変える、相手に合わせて生きてしまうところがある。
家事も料理も苦手だけどそれなりに家庭のために尽くし、仕事も真面目にし、楽しませようという行動に全力で喜び、相手の趣味に興味を持ちいっしょに楽しめるものは楽しんで、個人的な趣味も手芸、読書、生き物などの勉強etc…二人の時間を楽しめる、二人でいるのが楽である、そういう顔もあるのである。
ただし他の顔が完全に死んだわけではないのでチラホラ顔を出したり引っ込んだりする。
家庭でトラブルになるのは大抵他の顔が出てきてしまったときである。
- 友達と飲みに行って遅くなってしまった
- オタク趣味に金をかけすぎてしまった
この二本柱でありますよ。
死である。
一見真面目な良い妻の死。
旦那氏にとっての、俺の理想の奥さんは死んだのだ。
きっかけは別のことなのですが、ちょっと身の回りもめていて今回Twitterから身を引くことにした事件はこれである。
旦那氏が私の痛バを発見したらしいのである。
あきたくんの!!!!
痛バを!!!!!!!!
処分した私の気持ち!!!!!!!!!!!!!
みんなにはわかってほしくない。
こんな気持ち、味わってほしくない。
みんな平和に生きてくれ。
つまり自分自身も主人も私の多面性についていけないフシがあるのだ。
人はみんなそんなもんだろと思っていたんですがこの彼びっくりするほど裏表がない。
だから超頑固で極端なところも…。
ついでだからオタバレした時の状況を語ろうか…?
と思ったけど文章打てなかった。まだ消化しきれてないつらい。
でも辛いのは私だけじゃないのでなんかもうだから消化しきれない。
だいぶ前置きが長くなりましたがオタクの距離の測り方
で、最初に戻るわけなんですがMくんさんのエントリの中の
友人に
「オタク同士なら男性相手に初回で「何処までイケる人?(同人はわかる?BLや百合は?)」と質問を突っ込んで相手のレベルを伺ってから話をする」
という子がいますが、
ありゃ一種の「引き出す才能」だと思いますよ…よ…よ…
にものすごく心当たりがあってこの記事を書いているわけです。
というのもTwitterで知り合いイベントで会話し、その後個人的に付き合ってくれるようになった某さんは会うとき旦那様と一緒に来てくれたりする。
とても話しやすい人で、ゲームをするというところまではわかっていたけど
い っ た い ど こ ま で イ ケ る 人 な ん だ ? ? ?
って思い、自分はもうオタク全開で会っていた場面なので(アキタ君の話は読めたTシャツ着てた)単刀直入にまさにその言葉を吐いたことがあるのだ。
「旦那さん、どこまでいける人なんですか???」
「え、どこまででも」
おおおお~~~~~~~(脳内で拍手喝采)
オタク同士といえど程度やジャンルってものがあるのでこの一言がもらえるともうオタクとしての垣根がなくなるので楽で楽で仕方ない。
「自分がネタにされたBLはさすがにちょっとあれだけど」
と言われたけど今は2次現専門なので大丈夫です!!!(ずラブも食指が動かなかった)
そりゃまあスーパーで男性二人が楽しそうに買い物してたらそれ見て「ふふっ」てなりますけど(なるんか)知り合いの範囲、ましてや友人旦那的ポジションにそういうのは無いな~。
でその方コミケ一般参加レベルということが分かったのでもう何も隠す必要ないじゃんになった。なんだかすごくありがたい気持ちになった。
大事な奥様を!!借りて遊んでもちゃんと内容が言えるよ!!!
ちなみに私がイベント行ったりしたときはうちの主人には内容が言えずアルフォンスさんと東京観光したことになっている。まあ全くの嘘ではない。
すれ違うオタクたち
実は職場でもごく数人にオタバレしている。
基本的には隠しており、入学したのはデザイン専門大学だけど卒業したのは別の大学のスポーツ科なので今はジム通いくらいしかしてないくせに普段着もジャージでスポーツマンぶっている。
(言い訳するとそれまで通っていたフットサルの時間が遅くて子供ができてからは行けてないのだ)
でもそんな私もま~~~~入社直後は隠しきれないオタクオーラを放っていたんだと思う!!
入社してからの半月の研修が終わり、最後に同期で飲み会があった。
そして2次会に行くかーというところである同期の女の子に二人で抜けて別で飲みに行かないかと誘われた。
結構話しやすい子だったのでホイホイついていくと開口一番
「なむさんってオタクでしょ」
!?
軽くパニくりながらここは腹をくくろうと思いうなづくと
「私もなんだ。見てわかったよ」
だってさ。。。
彼女もゴリゴリのオタクでかつ大酒のみで飲み会のし過ぎで2浪したツワモノ。
私も学生時代バックパッカーとかしていたのでストレートで卒業したみんなより1歳年上だったけど彼女はさらに年上だった。
彼女はゲーム畑の人でするゲームも近かったので盛り上がったものの、残念ながらその後配属された地が遠くあまり会うことはなくなってしまった。
が、のちに私が異動していった先に件の彼女の友人がいて彼女もまたオタクなのだそうだ。
私はその子に会うのを楽しみにしていたが、職場では基本的にオタクを隠していたため接触の仕方に悩んでいた。
でもそこは友人同士似るのか??? 開口一番
「なむさんってオタクなんだってね!!」
わ~~~~~~~~~~~~/(^o^)\
ドドドドドストレーーーーーーーーーーーート
主人も同じ会社なのでどこから話がいくかわからず「そうだけど!実は隠れなんだ!!」と声を抑えてもらった。
その子は地で声がでかい。
基本的に二人の時しかオタ話をしないことにしてもらっており、また二人きりになる場面は結構あった。オタク仲間として仲良くなれそうでしょ?
ところがどっこいジャンルが全くかぶらない
オタクの難しさですよ…。
もちろんお互いのジャンルに理解はあって決して否定とかはないので話してOKなんですがわからないジャンルなので話が広がらない。
私は同人(漫画)、アニメ・特撮(ホビアニ、ニチアサ)、ゲーム(RPG、SLGなど)中心なんですが、
彼女は同人(コスプレ)、アニメ(深夜系)、ゲーム(音ゲー、AC)中心でど~~~もジャンルがすれ違っていた…。
距離を測るのも難しければジャンルが一致するのも難しいリアル世界
単刀直入に切り出して距離を測ったいくつかの経験談ですが、やっぱりSNSってすごいなって思います…。
私はこういう人間です!こういうジャンルについて語ってます!!
っていう状態からスタートして出会い仲良くなるってそりゃオタク的マッチング精度も高いですよ…。
リアル世界ではまず自分のセンサーを使ってオタクを探し出し、そこからジャンルを確認、合えばやっと盛り上がる仲になれる。
私なんかは普段隠していますし、隠れオタクとしての精度も上がっているのでそれ以来バレることはあまりありません。
オタク特有の早口も自覚があるので意識してものすごくゆっくり話しているし、趣味が幅広い方なのでいろんな話題を振って生きています。
その分オタ充に充てる時間はもちろん減っている。
有限な人生の時間、どこに振るのかはよく考えた方がいいとは思いますが、私はオタ充したい気持ちより今の主人を選んだ。
正直言ってしたいこと何もできない、しても隠れてしかできない、しかもバレて大事になる今の生活は時々なにやってんのかな、となることが無いわけじゃない。
今の人に出会わなければ得られた自由があるってすごく思ってしまう。
一番いいのはそんな旦那氏を染め上げるor理解してもらう範囲を広げることでは???
と最近は思っているのでどこまでオーケーなのか少しずつ探っているところです。
ちなみにオタバレして
お絵かき趣味OK
オタク趣味(何を指すのか難しいところですが)お金を使いすぎなければOK
と言われているのでじわじわ出来ることを増やして行けたらなあと思っています。
特定のキャラグッズ収集はキモイと言われたのは結構心に傷を負いましたが…。まあお金かけすぎもあったんでね、そこはね…。
あと同人も創作はOKだけど二次創作はあやしい、R18はたぶんだめなのでそこらへんも時間かけて解決していきたい。
あとボイチャしながらのゲームとかさぎょいぷもNGなのさみしいなあ。。
主人ともオタクとしての私の距離を縮めていかなければだと思う次第であります…。
ながながとお付き合いありがとうございました。