リアルクワカブガチャで飛び立つヤマトカブトが出たの図
子供の夏休みの宿題で生き物の飼育を強いられた。
私はハムスターなら飼ったことあるしその辺でいいんじゃないかと思っていたのですけど、お子はどうしてもカブトムシが良かった様子。
私が渋っているうちに旦那氏が休みの日に兄弟分のカブトムシと飼育セットを買って帰ってきてしまった。
元々、幼少期はカブトムシは割と好きだった。かっこいいので。
体も大きくてクワガタと比較してカブトムシ派だな。って思っていた。
田舎育ちなので普通に学校の木の下とか掘ると幼虫が取れるので掘って喜んでいた記憶はある。
ただ、それ以上育てた記憶はない。もちろん羽化まで見守った経験はない。
多分幼虫は捕ってもそのまま戻していたのだろうと思う。
そうして月日は流れ、7月の終わりに国産カブトムシが2ペアやってきたのだった。
正直言って、大人になった私は虫が苦手だ。
カブトムシも上から眺める分にはまあ可愛いしかっこいいかなって思うのですが、裏が、裏がダメだ。
柔らかそうなお腹も、持ち上げると忙しそうに動く脚も、正直気持ち悪かった。
私は足の多い虫やちょっと力入れたら手足とかもげそうな昆虫が苦手。取れたら気持ち悪いので。
でもカブトムシ、よく見たら顔が可愛い。
頭のてっぺんの小さなツノは動かなくて、鼻先の大きなツノを持ち上げて2つのツノの間に敵などを挟むって聞いて、すごいなとも思った。
子供は小学生と園児。
生き物の世話を丸投げするには早すぎるお年頃。
でも自分もそうだった。勝手に買って帰ってきた亀は割と早いうちから親が世話してくれていた。
(父親が潔癖症なので少しでも水や水槽が汚れるのは耐えられなかったみたいなので)
ある程度大きくなってから飼っていたハムスターとか小鳥はまあまあ自分でも世話したけど、園児や低学年のうちはあまりマメに生き物の世話ができた記憶はない。
つまり、このカブトムシの世話を誰がするんだ?っていったら、私になってしまうのだ。
旦那氏は「金と口は出すけど俺は世話しないよ」ってスタンスで、餌入れたのかとか乾いてないかとかは言うもののマジで言うだけ。
子供たちも言わなきゃやらないしやってもできてないし、と言うことが多くて結局夜な夜な私がケージの最終チェックをしていた。
生き物は好きだし、命は大切にしなきゃと思うし、子供たちが一応可愛がっているんだから長生きしてほしいし、なんて考えているとこれがまあ自然と世話や観察もマメにしてしまうしより良い飼い方などを調べまくってしまうもので。
調べたり観察しているうちに、わからずに良かれとやっていた加湿もしすぎだと気づいたり、土はもっと状態を見なきゃと言うことがわかってきたり、この子たちは本当にすごしやすい環境で生きているのか?ってことが気になってしょうがなくなってしまう始末。
環境を整えようと追加の土やケースを買い足したり、お子が次はヘラヘラが欲しいとか言い出すから調べたり(飼わなかったけど)そもそもカブトムシって何なの?から調べるのに図書館で本を借りたり、色々した。
そんなことしてたら、愛着も湧いてハマってしまうだろ〜〜〜〜〜〜〜〜〜
なんて思っていた矢先、なぜか上の子用に追加でペアを買って帰ってくる謎のできごと発生。
え?なぜ?
そもそも最初のペアが仲良くなれなくて、オスがメスを追いかけ回してツノでひっくり返したり攻撃が激しくてびっくりしていたところ。
心配になって、慌ててまえに別のことに使っていた飼育ケースを急いで出してきて隔離した所なのに。
と思ったら「それぞれ一人ぼっちで寂しそうだから」って言う訳ですよ。
そもそも単頭飼いの方がいいのにですよ。金と口は出すけど飼い方を調べる気はないみたいなのですわ。
そして2ペアをオス2メス2でケース分けて飼い始めるっていうね。
うーーんそれはどうよ!?思うのだけど、聞いてくれないので諦めて様子を見ることに。幸いそこまで狭い飼育ケースでもなかったので。。。
そんなこんなで6匹のカブトムシの飼育を続けるうちに、「アレッ!?なんかある!!!」メスのお家の土の上に白い粒が…
た、卵だーーーー!?急いでネットで調べたところやっぱり卵だーーーーーー!!!
最初のペアの子が卵を産んでいた…喧嘩してると思ったのにやることやってた!
終わったからもういいでしょと逃げてて応じないから怒ってたとかそんな感じだったのかなあともちょっと思った。かわいそ。
卵をそっと隔離して新しい土の中へ。
スタバのフラペチーノのカップがとてもちょうどいいです。
その後の色々は一旦割愛しますけども、その後土変えの際によくみると他にも卵があり、下の子のケースからも10個以上の卵が。
そちらのペアは最初からずっと穏やかに仲良しで、だいぶ初期に産んだのか下の方から既に生まれた幼虫も…。
飼っていたペアから、新しい命が…
これは、沼る。
正直幼虫とか触れる気がしなかったのですがモゾモゾと動いて両手両足?をわぁ〜ってめいいっぱい広げる姿が、ちょっと可愛くなってきてしまって、「絶対に大切に育ててまた成虫にして来年の夏も世話してあげよう」と強く思う程度には感動してしまったわけですよ。
そんなこんなで7月終わりにきた2ペアと8月頭にきた1ペア、合わせて6頭のうち9月半ばの現在オスがまだ2頭健在です。
お盆すぎたら覚悟してって言われていて、お盆直後に1頭⭐︎になってしまったから、ああ本当にお別れが近いんだ…って思っていてそこから1ヶ月、まだ動いている姿を見せてくれているので嬉しいものです。
昨日最後のメスちゃんが星になって、卵もこれで終了。
最後のメスちゃんは下の子の見ていたペアで、ずっと穏やかに連れ添っていたのでオスは寂しいだろうなという気持ち。
先週あたりまでずっと土に潜っていたので最後にまた卵を産みに潜っていたのかもしれない。割り出しが楽しみではある。
一昨日あたりにはそちらのペアのケースで初令の幼虫が顔を出してきたのを見つけて保護したところだし、その子たちの子供は既に2齢サイズもいて2桁は孵化しているけど正確な数が分からないのでちゃんと記録しなきゃなと思った。
すっかり国産カブトムシが好きになってしまったようなので、調べたことを今後に活かすためにブログに残していけたらなと思います